フォルクスワーゲン(VW)は、2017年に生産を終了した『シロッコ』を復活させる計画をもっているという。果たしてどのようなモデルとなるのか? スクープ班が入手した情報をもとにその姿を予想する。

VWシロッコは、当時の『ゴルフ』をベースに3ドアハッチバッククーぺとして1974年に登場。1982年から1992年に発売された第2世代で生産終了となったが、2008年に第3世代が復活、2017年まで販売された。しばらくその系譜は途絶えていたが、その後継モデルがついに登場するという。

このプロジェクトは、まだトップから生産許可が下りていないが、次期型のポルシェ『718ボクスター/ケイマン』とプラットフォームを共有する低床EVスポーツクーペとして復活が期待されている。

VW シロッコ 後継モデルの予想CG

プラットフォームはアウディとポルシェが共同開発した「PPE」だ。このプラットフォームは、ポルシェ718ボクスター/ケイマンだけでなく、アウディ『TT』の後継モデルにも採用が予想されている。そしてシロッコ後継モデルは、デュアルモーター、スリムなバッテリーパックを搭載するとみられており、そのパフォーマンスにも期待できそうだ。一方で、VWが独自開発した次世代EVプラットフォーム「SSP」を採用するという噂もあるが、真偽のほどは定かではない。

画像の予想CGは、現段階で得られた情報のみで制作されたものだ。フロントエンドはEVらしいグリルレスのノーズに、スリムなヘッドライトを装着。両サイドには縦型のスリムなLEDデイタイムランニングライトが配置されている。これは最新の「ID.シリーズ」に倣ったものだ。そして緩やかに傾斜するルーフライン、スポーティーなキャラクターラインが見てとれ、後部にはスリムなLEDテールライトを配置している。シロッコらしい3ドアクーペスタイルを現代的に解釈したスタイリングといえるだろう。

シロッコ後継モデルの登場は、最速でも2026年だが、遅くとも2027年には発売が予想される。

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