華やかな香りとしっかりとした味が特徴の「一品純米大吟醸」

老舗酒造の吉久保酒造(水戸市)は、米大リーグ・ドジャースの本拠地、ドジャースタジアム(ロサンゼルス)のVIPシートで、同社の代表銘柄である「一品」の日本酒の提供を始めた。

今季から大谷翔平選手が加入したドジャースが、スタジアム内で日本食や日本酒の提供を検討し、華やかな香りとしっかりとした味わいが特徴の「一品純米大吟醸」が選ばれた。同社によると3月末の米開幕戦から提供を始めたという。

一品純米大吟醸は水戸産の山田錦を100%使った日本酒で、海外への輸出向けに造られた。米国向けには2015年から輸出を始め、17年には米サンフランシスコの国際ワイン大会で最高金賞を受賞するなど国際評価も高い。同社の吉久保博之社長は「国際市場で勝負するために、競合となるワインの品評会にも出品してきた」と話す。

輸出を主としているため、国内での流通量は限られているが、一部の小売店や飲食店では販売や提供を行っている。希望小売価格は720ミリリットルで税込み1980円。

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