県内ではまもなく露地もののサクランボの収穫が始まる。毎年頭を痛めている盗難から大事な農作物を守るため、対策会議が寒河江市で開かれた。

この会議は、まもなく本格的な収穫期を迎えるサクランボをはじめ、農作物の盗難被害を1件も発生させないよう、関係機関が連携を図るため毎年開かれている。28日はJA関係者や警察など約30人が出席した。

寒河江市・河北町など1市4町がエリアのJAさがえ西村山管内のサクランボの盗難は、2022年の被害額が2万5000円、2023年は被害がなかった。
JAさがえ西村山が県内のほかのJAに先駆け、2022年から設置している防犯カメラに一定の効果が出ている。
今年は防犯カメラ30台で園地を監視し、不審者の侵入を防ぐという。

また、会議では近隣と「声を掛け合って」連携を密にすることや、園地に脚立や収穫カゴを放置しないなど、盗難対策を改めて確認した。

(さがえ西村山農協・我孫子常哉代表理事組合長)
「肥料・農薬・農業資材が上がっている中で頑張って農家を続けているので、盗難はぜひなくしていきたいと思っている」

さらに、28日から青色防犯パトロールカーが園地を巡回し、盗難対策の徹底を呼びかけていくという。

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