「こども誰でも通園制度」について説明する小川晶・前橋市長(29日、前橋市役所)

前橋市は29日、「こども誰でも通園制度」を6月1日から試行すると発表した。生後6カ月から満3歳未満の子どもを市内にある13の保育施設で預かる。料金は1人あたり1時間300円で月10時間を上限とする。

市内に住み保育所などに通っていない子どもが対象で、利用希望者は市に申請し、認定を受けてから施設を予約する。公立・私立保育所各1カ所と認定こども園11カ所で預かる。22日時点で合わせて37人まで受け入れ可能。給食やおやつの提供がある場合は別途実費がかかる。2025年3月31日まで実施する。

29日の定例記者会見で小川晶市長は「まずは始めることが大事。ニーズに合わせて、何ができるかしっかりと議論していきたい」と述べた。

24年度からの試行には全国115自治体が参加し、群馬県内では高崎市が4月に始め、渋川市が7月から開始予定だ。親の就労要件を問わずに保育所などを使えるようにする制度で、国が2026年度からの本格実施を目指す。

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