川崎市は31日、市内の高齢者施設で就業体験するベトナム人学生向けの就職相談会を市役所で開いた。特別養護老人ホームや介護老人保健施設を運営する社会福祉法人など6者が参加し、給与や勤務時間など待遇を明らかにして就職を呼びかけた。
市は外国人介護人材の雇用支援事業を進めており、ベトナム人学生14人が3月から6月末まで市内の高齢者施設でインターンシップ(就業体験)として働いている。終了後、学生は一度ベトナムへ帰国するが、在留資格「特定技能」で再来日して高齢者施設への就職を想定している。就職先を具体的に検討してもらうために相談会を設けた。
学生は興味のある施設を自由に選び、施設や労働条件の説明を受けた。施設側は給与の手取り額や賞与、夜勤手当、勤務時間、健康保険などをやさしい日本語、または通訳を介して説明していた。学生からは住居についての質問などがあった。
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