日本テレビは、ドラマ「セクシー田中さん」の原作者が亡くなったことを受けた特別調査チームの報告書を公表しました。

 日本テレビはドラマの原作者の芦原妃名子さんが1月に亡くなったことを受けて、2月に調査チームを立ち上げました。

 社内の関係者や脚本家、原作漫画の出版社でドラマ化の窓口となった小学館などにヒアリングを行い、31日午後、報告書を公表しました。

 報告書では「制作初期の段階で原作者と面会による意思疎通の機会を設けられなかった」ことなどを明らかにし、「制作を進めるなかで信頼関係が失われていった」としています。

 また、制作期間はおよそ6カ月で「足りていなかった可能性がある」と指摘し、「放送開始の遅くとも1年前には企画決定するよう努める」としています。

 日本テレビの石澤社長は「指摘された課題についてテレビドラマに関わるすべての人がより安心して制作に臨めるよう責任を持って取り組む」としています。

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