2024年度は出生数がゼロになる可能性が判明した福島県北塩原村。福島県内の出生率を見てみると、自治体の出生数がゼロになるのは珍しいケースといえそうだ。

2014年から9年間は右肩下がりとなっているが、福島テレビが独自に調べたところ、2023年を含む過去10年で出生数ゼロの自治体はなかった。
北塩原村のケースは、これまで以上に少子化が進んだ一例とも言えそうだ。

減り続けている福島県の人口。この現状を打開しようと、県は対策本部会議を開いた。会議では「若者にやりがいのある仕事や、魅力ある暮らしが福島県にある、ということを発信をし伝えていかなければなりません」と内堀知事が魅力発信の必要性を強調した。

1998年から26年間連続で減少する福島県の人口だが、特に課題となっているのが若い女性の流出だ。2023年は15歳から24歳の女性が、前の年と比べて約2600人減少。
減少幅は全国ワースト4位と、ワースト1位だった2021年と2022年から改善したが、厳しい状況が続いている。
福島県は、2025年3月までに人口減少対策の戦略を取りまとめる方針。

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