衆議院第一委員室の扉は閉ざされ、入り口に掲げられた札には「会議を開くに至らない」と書かれています。

　本来であればこの場所で、政治資金規正法の改正に向け、岸田文雄総理出席のもと特別委員会の質疑と採決が行われるはずでしたが、一転、見送られる異例の事態となりました。

　自民党が日本維新の会の要求を受け入れて、審議予定の改正案を急きょ、さらに修正することにしたためです。

立憲民主党 安住淳国対委員長
「きょうの日程は白紙にさせてくださいと。こういうことを与党側から野党側にお願いするなんて全く私、経験がないんですよ。民主党政権をぼろくそに自民党は言いましたが、さすがの民主党政権もここまでやったことはない。迷走もひどいんじゃないですか」

　自民党は平謝りです。

自民党　大野敬太郎筆頭理事
「皆さんには大変ご迷惑をおかけしているということで、そこの部分は本当に謝りたい」

　与野党は、5日に改めて岸田総理出席のもと特別委員会を開催して、質疑と採決を行うことで合意しました。

（「グッド！モーニング」2024年6月5日放送分より）

鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。