愛媛県新居浜市で5月上旬、強風で倒れたカーブミラーが当たり児童がケガをした事故で、このカーブミラーが市の許可なく根元付近で取り外しできる構造に加工されていたことが、市の調査で5日までに分かりました。

この事故では新居浜市宇高町の市道交差点で5月5日、強風でカーブミラーが倒れ、
男子児童の頭にあたりケガをしました。

新居浜市によりますと、このカーブミラーは取り外しができるよう根元付近で2つに切断。両方の端に丸い金属板を溶接して、2つの金属板をボルトで締めて繋ぎ合わすことができるよう加工されていました。折れたのは溶接部分だったということです。

カーブミラーの転倒は、強風と老朽化に加え、加工も原因の1つになった可能性があるとしています。

この加工は市の許可なく何者かが勝手に施工したものとみられます。市内では秋祭りで巨大な太鼓台を運行するため、カーブミラーを加工するケースがほかにも見つかっていて、市はこれまで黙認してきたということです。

老朽化などの問題があるカーブミラーのうち、同様の加工は4基確認されていて、市は早急に取り替えていく方針です。

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