北九州市は、5日、文化財保護のあり方が問題となっている門司区の複合施設の整備事業について、自治会長らへの説明会を開きました。
説明会には、門司区自治総連合会の約20人が出席しました。
北九州市は、JR門司港駅の東側に、区役所や図書館など老朽化した7つの公共施設を集約した複合施設の整備を計画しています。
予定地からは、明治期の鉄道関連遺構が出土し、複数の学術団体が現地保存を求めていますが、市は議会の意向を尊重するとして、追加の調査と写真などを残す記録保存を経て、年度内にも工事に着手する方針です。
出席者からは「遺構には興味が無いので早く建設して欲しい」との声があがった一方で、「専門家と話しながら保存のあり方を検討して欲しい」との意見も出されました。
また、文化財としての価値が分かるような説明が足りないとの指摘もあり、北九州市は、引き続き説明を重ねる考えを示しました。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。