しまね海洋館アクアスで出産を控えたシロイルカが落ち着いて過ごせるよう、繁殖プール前に、来館者の視線をさえぎる仕切り板を設けるなど準備が進んでいます。

プールの中を元気に泳ぐシロイルカたち。しまね海洋館アクアスの別館にあるシロイルカの繁殖プールです。このプールにいるアーリャ、アンナ、ナスチャの3頭のうち2頭が妊娠中です。アンナは2回目の妊娠で6月から9月に、またアーリャは3回目の妊娠で7月から9月にかけて出産を控えています。
成功率が低く、難しいとされるシロイルカの出産。アクアスでは、イルカたちが落ち着いて過ごせるようにと、別館の繁殖プール前の通路と観覧席の間に仕切りを設置しました。マジックミラーになっていて、来館者からはプールの中のイルカの様子を見ることができますが、シロイルカからは来館者の姿が見えなくなっているということです。

しまね海洋館アクアス海獣係・中根花歩さん:
(2頭は)出産に向けたトレーニングを複数やっているが、全部よくやってくれていて、順調に準備が進んでいると思う。(シロイルカを)近くで見たい気持ちはあると思うが、(仕切りを)叩いたりせず、穏やかに見守っていただければありがたい。

アクアスでは、出産の兆候が見られた後は、別館を閉鎖することにしていますが、本館でのシロイルカのパフォーマンスは通常通り公開されるということです。

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