いわき市では去年9月、県内で初めて線状降水帯の発生情報が出され、約1800の住宅が被災、1人が犠牲になった。

6月5日、いわき市では「新川・宮川浸水対策検討会」が開かれ、専門家などが、大雨被害をめぐる今後の対策を話しあった。

大雨により氾濫した市内の河川、「新川」や「宮川」の川幅を広げる工事や、利用されていない橋を撤去することで、今後の災害に備える方針。
一方、自然災害が年々激甚化し、河川工事などのハード面だけでは被害を防ぎきれない恐れもあることから、避難計画の改善など、ソフト面の対策も同時に進めていくという。

福島県いわき建設事務所の小川航司主幹は「大きな洪水があるかもしれない。そのためにはまず避難、逃げることが大事。避難を常に心がけていただきたい」と話した。

工事は令和10年以降の完了を見込んでいて、今後は地元住民への説明会も開きながら、対策を進めていくことにしている。

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