2023年度の大分県内の農林水産物の鳥獣被害額は1億4100万円で、統計開始以降、過去最低となりました。
これは、6日に開かれた大分県鳥獣被害対策本部会議で県が発表しました。シカやイノシシなどによる県内の農林水産物の被害額は、1996年度に過去最高の5億9000万円に上りました。その後は県の対策などもあり、年々減少傾向となっていて、昨年度は1億4100万円と1983年の統計開始以降で過去最低となりました。
県は、イノシシなどの侵入を防ぐ防護柵の設置面積を広げたことや狩猟免許の取得にかかる費用を免除し、新しいハンターの確保を行ってきたことなどが要因だとしています。県では2024年度、新たにジビエを使った新商品の開発を支援する方針です。
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