大阪府の泉南市で中学生が自殺した問題で、第三者委員会が、泉南市などの不適切な対応を指摘したことを受け、母親が「家族と向き合って欲しい」と話しました。

泉南市立の中学校の1年生だった松波翔さん(当時13)は、小学3年の頃からいじめの被害を訴え、学校や教育委員会に何度も相談していましたが、不登校になり、2022年3月に自殺しました。

第三者委員会は5月、同級生らによるいじめを認定したうえで、「学校や教員への強い不信や敵意が孤立を深め、自死を決意するに至った」と結論づけました。

教育委員会は、再発防止策をまとめる方針ですが、翔さんの母親は、6日、会見で、「まずは家族に向き合ってほしい」と訴えました。

【松波翔さんの母・千栄子さん】「話し合いさせてほしいとか、謝罪させてほしいとかがあったら、私たちの気持ちも変わったかもしれないけれど」

遺族側は今後、教育委員会に対し、謝罪を求めていきたいと話しています。

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