5日夜、松江市宍道町の国道で、走行中の車がクマと衝突する事故がありました。
ドライバーにケガはありませんでしたが、クマはそのまま姿を消したため、現場周辺では、6日朝も警戒が強まっています。

櫃田優果記者:
「こちらの国道を南側に向かって進んでいた車が、東側から横断してきたクマと衝突したということです。現場付近には小学校があり、周囲は住宅の多い場所です」

クマとの衝突事故があったのは、松江市宍道町佐々布の国道54号線で、5日午後8時前、雲南市方面へ走っていた軽自動車が、道路を横断していたクマとぶつかりました。
車は左前部分のバンパーが破損したものの、運転していた40代の男性にけがはありませんでした。
クマは現場からそのまま姿を消し、一夜明けた6日朝も行方は分かっていません。
このため、現場近くにある小学校では、児童の集団登校のルートで警察官が警戒にあたるとともに、教員なども出て、児童の安全を見守っています。
また、登校する児童も緊張した面持ちでしっかり列を作って学校へと向かっていました。

宍道小学校・安達利幸校長:
「引き続き管理職を中心にパトロールを続けていく」

事故現場近くでは、事故の30分ほど前に、通行人から「(体長)100センチから120センチのクマが横切った」と警察に通報が寄せられていたということで、クマが動き回っていたことが伺えます。
松江市によると、2024年、市内でのクマの目撃情報は4件目だということです。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。