新潟市中央区のNSTギャラリーで6月6日、能面の作品展が始まりました。

会場には県内の能面愛好者の会「面怡会」の会員や能面師・吉川花意さんの作品、約40点が展示されています。

能面『野干』は、女に化けた狐の執念を描いた能「殺生石」で登場する狐の妖怪です。

本来、能面は基本の形を模倣して制作しますが、こちらの作品はより獣臭く見せるため、あえて歯を不揃いに表現しています。

【県能楽連盟 顧問 吉川花意 能面師】
「無表情があって、明るさがあって、暗さがあって、なおかつその人間性の感情が入った能面を作らなくてはいけない。能面が下を向いたときは悲しい表情に、上を向いたときは明るい表情になるように作っている」

能面の様々な表情が楽しめるこの作品展は6月9日まで開かれています。

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