愛媛県松山市の観光列車「坊っちゃん列車」の運行継続を支援するため、市が行っているふるさと納税型のクラウドファンディングは、期限まで残り11日の7日時点で目標の2500万円に対し約1割に留まっています。

「坊っちゃん列車」は伊予鉄道が運行。運転士の不足や赤字を理由に一時運休し、運転士の確保に目処がついたとして3月に運行を再開したものの継続が危ぶまれ、赤字の補てんを求めています。

このため松山市はメンテナンスなど、運行にかかる経費を支援するため、クラウドファンディングを3月20日から6月17日までの90日間で、目標を2500万円に定めて実施。

期限まで残り11日の時点で、寄付は157人からの245万1115円。達成率は9.8%と約1割に留まっています。

松山市は坊っちゃん列車の今後の運行を巡る経済の波及効果の試算や2度目の市民アンケート調査の結果を9月末までにまとめ、年内に2度目のクラウドファンディングの実施の是非を検討するなど、今後の対応の参考にするとしています。

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