車の大量生産に必要な「型式指定」を巡る認証不正があった問題で、国土交通省は10日朝、道路運送車両法に基づき、ホンダの本社(東京都港区)に立ち入り検査に入った。

 ホンダでは、騒音試験における試験成績書での虚偽記載など、過去に生産されていた22車種で不正が確認された。国交省は、品質を受け持つ関係者から話を聴いたり、試験記録を確認したりして、不正の事実関係を調べる。検査結果を踏まえ、行政処分の可能性についても検討するという。

 国交省は4日にトヨタ本社、5日にヤマハ発動機本社、6日にスズキ本社に立ち入り検査に入った。ほかに不正が報告されたマツダに対しても立ち入り検査を実施する予定という。(角詠之)

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