梅雨入りを前に大雨や台風など気象災害が心配な時期になりました。
諫早市では高校生たちが土砂災害などが起きた場合に備え、救命措置を学びました。
救急救命士から心肺蘇生法を教わったのは諫早東高校の1年生40人です。
文部科学省は地域で身近に起こる恐れがある事故や災害への対応策を小中高生に学んでもらう事業を全国的に進めていて、授業はその一環で行われました。
諫早市では1957年7月の豪雨で市中心部を流れる本明川などが氾濫し、630人が犠牲になりました。
土砂や家屋の下敷きになり、長時間身体が圧迫されるとショック状態に陥り、心肺停止になることがあります。
生存率を上げるために必要なのが応急処置です。
生徒たちは消防への通報からAEDの使い方まで一連の救命措置を学びました。
生徒
「(心臓マッサージは)姿勢を真っすぐにしないと力が入らない」
生徒
「もしもの時に(この授業は)ありがたい」
諫早東高校 加賀 義 教諭
「梅雨だと雨が続いて山が崩れたり、土砂災害の危険がある」「災害の影響を少なくするということを危機感を持って感じてほしい」
このほか、非常食の試食や避難所の開設体験なども行われ、学校では今後も生徒たちが防災に意識を向ける授業を続けたいと話しています。
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