NTTグループサステナビリティカンファレンスの表彰式(10日・東京都)で、NTT東日本福島支店がスーパーなどを運営する福島市の「いちい」や岡山理科大学と共同で取り組んだ「スマート陸上養殖」(福島県川俣町)が最優秀賞に選ばれ表彰された。
「スマート陸上養殖」は、岡山理科大学が開発した人工海水やNTT東日本のICTを活用し、病気に弱く難しいとされてきたベニザケの飼育をビジネスベースで世界で初めて(NTTなど調べ)実用化させたもの。
魚食需要が増加する一方で不漁が課題となっているなか、「スマート陸上養殖」は場所を選ばず自然環境や生態系を保護しながら養殖を行うことができ、寄生虫などの影響が少ない安全・安心な魚を供給できるとしている。
NTT東日本福島支店の畠山良平支店長は「稚魚を育てて福島産のベニザケを広めていきたい」とコメント。
NTTグループサステナビリティカンファレンスは、NTTグループ各社がサステナビリティに関する取り組みを披露・共有する場として開催されている。11回目を迎えた今回は22の国や地域から149の取り組みについて応募があり、6つの取り組みが最優秀賞に選ばれた。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。