能登町にあるジェラート店は、地震による断水のため、一時休業に追い込まれましたが、4月下旬に営業を再開しました。

この店では、牛乳やいちごなど地元の食材を使ったジェラートを取りそろえていて、連日の暑さの中、13日も観光に訪れた人などが冷たいジェラートを味わっていました。

長崎県から来た30代の女性は「いちごの味がすごく濃厚でおいしいです。能登の優しさを感じます」と話していました。

この店では通信販売も行っていて、ホームページで、復興支援を呼びかけています。

16日の父の日を前に、復興支援を兼ねて贈答用として全国から注文が寄せられていて、今月1日から13日の注文数は去年の同じ時期と比べて、2倍以上になっているということです。

店では能登町の牛乳を素材に使い、珠洲市の塩を使ったチョコチップをあしらったオリジナル商品も新たに開発し、地域の復興に貢献していきたいとしています。

「マルガージェラート能登本店」の高森みどりさんは「父の日のギフトで多くの注文が来ていてありがたいです。皆さんが能登を応援する気持ちで注文してくれていると思うのでとてもうれしいです。能登にこんなおいしいものがあると知ってもらい広まればいいなと思います」と話していました。

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