最近、福岡県内で増えている「生搾りオレンジジュース」の自動販売機。
なぜ、今、急速に増えているのか、その理由を取材しました。
福岡空港国内線の4階に設置されている1台の自動販売機。
中には大量のオレンジが入っています。
◆ディレクター
「オレンジが運ばれていきます。下に転がって絞ってますね。作る工程も見られるんですね。面白い!」
注文から45秒で完成したのは、生搾りのオレンジジュースです。
果汁100パーセント、1杯あたり約4個のオレンジが使用され、価格は1杯350円と、良心的です。
◆飲んだ人
「甘い。おいしい」
◆飲んだ人
「粒が入って、プチプチしておいしい」
◆飲んだ人
「満足です。そのままオレンジで、値段も安いので大好き」
今年5月、九州で初めて福岡空港に設置された、生搾りオレンジジュースの自動販売機「アイジュース」です。
福岡県内では、ショッピングモールや家電量販店など、現在9カ所に設置されていて、1日に1200杯以上を売り上げているといいます。
◆IJOOZ 運営部 鈴木和磨さん
「(毎日)400~500個入れます。特に福岡空港は結構売り上げが良くて、毎日来ないとオレンジがなくなります」
実は、この自販機は、シンガポール発のグローバル企業が手掛けていて、「自販機大国・日本」なのに、生絞りの自販機が少ないことにビジネスチャンスを感じ、2023年4月に東京に1号機を設置。
その後、関東や関西圏に進出し、現在は全国で約500台の自販機を設置しているといいます。
天候不順などの影響で輸入オレンジが不足する中、アイジュースは、日本国内で2万台の設置を目標としていて、年内、福岡県内では、50カ所を目指しています。
◆IJOOZ 運営部 鈴木和磨さん
「アメリカとオーストラリアに複数の契約農家を持っています。また、これからもどんどん契約の農家さんを増やして、確実に安定して供給できる状況を作っていっています。(オレンジ不足の)影響はありません」
さらに、自販機の中のオレンジの個数などをリアルタイムで確認できるため、人件費を抑えられ、常に鮮度の高いオレンジを補充することができるということです。
円安を追い風に急速にその数を増やしている生絞りオレンジジュースの自販機。
海外からの旅行者も含め、人気となりなりそうです。
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