鶴岡市の海岸沿いでは、初夏の花「スカシユリ」が鮮やかなオレンジ色の花を咲かせている。
「スカシユリ」は海岸沿いの岩場や砂れき地に自生するユリ科の多年草で、日本海側では新潟より北の地域で広く見られる。
県内では庄内地方の海岸沿いで見ることができ、鶴岡市の加茂水族館裏の岸壁でも、直径約10センチの鮮やかなオレンジ色の花を咲かせていた。
漢字では“透ける百合”と書くスカシユリは、6枚ある花びらの根本が細くなっていることで地面が透けて見えることが由来で、青空に咲きほこる姿は小さいながらもパッと目を引くような美しさにあふれていた。
地元の人の話によると、今年は6月上旬に咲き始め、見ごろは例年7月ごろまで続く。
潮騒が響く中、鮮やかな太陽色のスカシユリは、間もなく庄内地方に本格的な夏が訪れることを告げている。
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