幕末以降の日本の外交文書を保管する外交史料館の展示室が東京・麻布台ヒルズ内に移転し、8日からリニューアルオープンします。

上川外務大臣
「(新たな展示室が)我が国の外交をより身近に感じていただけるようなスポットになることを期待しています」

 新たな展示室には日本外交の歴史的な資料が66点展示されていて、なかには全長20メートル近くあり、当時「トイレットペーパーのようだ」と評された吉田茂総理大臣による平和条約受諾演説の原稿もあります。

 北方領土を巡っては、平和条約締結後に歯舞群島、色丹島を日本に引き渡すことを明記した1956年の日ソ共同宣言の文書の複製も新たに展示されています。

 これまでは1960年代までの文書が対象でしたが、現在の外交活動についても展示コーナーを設け、外交への理解や関心をより高めたい考えです。

 入場は無料で、8日午前10時から一般公開される予定です。

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