全国一の生産量を誇る東京都内のブルーベリーが旬を迎え、町田市の「相原ブルーベリー農園」では収穫を楽しむ人でにぎわいを見せている。

 甘みと程よい酸味が魅力のブルーベリー。国内での栽培は東京都小平市が発祥とされ、青梅市、町田市など多摩地区で多く作られている。

 農薬を使わず有機肥料にこだわる同農園の観光用の畑では、約60アールに30以上の品種を育てている。同農園の木下正樹さん(45)によれば、今春は夜の気温が上がらず生育が遅れがちだったが、6月に成熟が進み、実の付き方は例年通りという。

 両親と摘み取りに来ていた近くに住む中学1年生、小林永翔(えいと)さん(13)は「食べるのが楽しみ。どんどん(摘む)手が進んでしまいます」と、笑顔で紫色に熟した大粒を選んでいた。

 同農園の予約・問い合わせは電話(080・5088・7588)へ。(権敬淑)

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