サッカーJ2・モンテディオ山形は、22日、ホームで仙台とのみちのくダービーだった。氣田のペナルティキックで追いついたが、勝ち切ることはできなかった。
今シーズン最多の1万6000人以上が訪れたホームでのみちのくダービー。
ともに悔しさを知る多くのサポーターが望むのは、アウェイで完敗した前回の雪辱。
前半11分、山形はイサカがサイドから切り込むがキーパーの正面。23分のコーナーキックでは安部が頭で合わせるがまたもキーパー正面。
チャンスを逃すと30分、吉田がハンドを取られペナルティキックを与える。
対峙するのは今シーズン2本のペナルティキックを止めている後藤雅明。これを決められダービーではまたも仙台に先制される。
しかし、前半40分、南のボレーシュートが相手の手に当たり、今度は山形にペナルティキック。
キッカーは、今シーズン仙台から移籍し、古巣相手に「前回やられた分はやり返す」と話していた氣田。
「人生で一番緊張した」と振り返るほど大きなプレッシャーが掛かる中、冷静にゴール右隅に蹴り込み、同点に追いつく。
逆転をねらう山形は、後半23分、國分のスルーパスに高橋が抜け出すが、ポストに当たりチャンスを逃す。
逆に33分、サイドから決定的な場面を作られるが、相手のシュートミスに助けられた。
みちのくダービーは両者あと1本が出ずドロー。山形は前回の雪辱を果たせず、順位は15位に後退。
(渡邉晋監督)
「ゲームは支配していたと思う。そういうゲームが続いているが、勝ちきれないのが今の我々の現状」
(MF#10・氣田亮真選手)
「一番盛り上がる試合でしたし、勝ち切りたかった。今まで決められなかった責任は感じていたので、これから取り返したい」
次節は6月30日、アウェイで10位の秋田と対戦する。
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