大雨による洪水を防ごうと、秋田県は五城目町の3河川を新たに整備する方針だが、町民らは26日、計画対象ではない区間でも川底の土砂を掘削するなどの維持管理を求める要望書を県に提出した。

要望書を提出したのは、五城目町の渡邉彦兵衛町長ら6人で、3月に続き2度目の提出となった。

2023年7月の大雨では、五城目町の3河川の流域588ヘクタールで浸水し、633棟が床上や床下の浸水被害を受けた。

これを受け県は、馬場目川の上流、富津内川、内川川で川底の土砂の掘削や堤防の整備などを2033年度までに終える計画を策定している。

町の中心部を流れる馬場目川の下流の整備はすでに終え、計画の対象外だが、町民などから引き続き維持管理を求める声が相次いでいる。

 五城目町・渡邉彦兵衛町長:
「住民の不安を取り除くため、1日も早い着工と完成を願っている。河道掘削についての要望も続けていきたい」

なお、県は、馬場目川下流の一部区間で掘削工事を進める方針を示している。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。