タブレット端末で顔の表情を読み取り熱中症のリスクを判定する装置が、米沢市の中学校に設置されることになった。市内すべての中学校に導入されるのは全国で初めて。
これは、米沢市の近藤洋介市長が26日の定例会見の中で明らかにしたもの。
導入される熱中症リスク判定AIカメラ「カオカラ」は、化粧品大手・ポーラのグループ企業・ポーラ化成工業が開発したもの。
カメラに顔をかざして撮影ボタンを押すと、疲労や寝不足、汗をかいている状態などを読み取り、約3秒後に、色別の4段階表示で熱中症のリスクを知らせる。
米沢市によると、自治体すべての中学校でこの機器を導入するのは、全国で初めてだという。
(米沢市・近藤洋介市長)
「生徒自身が熱中症リスクを認識し、水分をとる・休息をとる、先生に報告するといった対策が取りやすくなると期待している」
熱中症リスク判定AIカメラ「カオカラ」は、市内7つの中学校に2台ずつ、計14台を設置予定で、市では7月から運用を始めることにしている。
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