和歌山県串本町では、アオリイカの産卵シーズンに合わせて地元のダイバーたちが人工の産卵場所を設置しました。

ダイバーたちが長さ2mほどの木を海底に沈め、固定していきます。これはアオリイカが産卵する場所「産卵床」です。

アオリイカには外敵に襲われないよう岩の陰や海藻に卵を産む習性がありますが、近年は海水温の上昇などにより、海藻が激減。

代わりとなる産卵場所をつくろうと地元のダイバーらが始めた取り組みで、産卵期間中はダイビングでその様子をみることができます。

【串本ダイビング事業組合 中井嘉昭さん】
「(アオリイカが)間近で産卵する、迫力あるのでぜひ見に来ていただければ」

アオリイカの産卵は、5月から6月上旬にピークを迎えます。

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