岩手県の盛岡誠桜高校は部員への暴力や虚偽報告があったとして日本学生野球協会が野球部監督を謹慎とするなどした処分の撤回を求め、日本スポーツ仲裁機構に仲裁の申し立てをしました。

6月28日は盛岡誠桜高校の附田政登校長が会見を開き申し立てについて説明しました。

盛岡誠桜野球部をめぐっては指導者による暴言などが疑われる事案があったものの、高校が調査・報告要請に応じず日本高野連の処分に加え、学生野球を統括する日本学生野球協会が5月に野球部監督の謹慎など関係者4人の処分を発表しています。

このあと高校側が6月に提出した報告書を受け、部員への暴力と暴言、虚偽報告などがあったとして監督の処分期間が2年間延長されています。

処分を受け盛岡誠桜高校は今週、日本学生野球協会など3団体を対象に日本スポーツ仲裁機構に仲裁の申し立てをしました。

高校側は3団体による合わせて8つの処分に対し「暴力などはなく」全面的に争うとしています。

盛岡誠桜高校 附田政登校長
「いずれは8項目にわたって私らは(処分の)撤回を求めます」

今後は日本スポーツ仲裁機構が非公開で審議し、早ければ7月中に仲裁の判断が出されます。

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