ウエストエクスプレス銀河の出発合図を出す田岡実千年・新宮市長(左から2番目)ら=和歌山県新宮市のJR新宮駅で2024年7月3日午後0時51分、松田学撮影

 JR西日本の長距離観光列車「ウエストエクスプレス銀河」の紀南コース(京都―新宮)の出発式が3日、和歌山県新宮市のJR新宮駅であった。田岡実千年市長やJR西日本の関係者らが一番列車に出発指示の合図を出した。

 美しい海や空を表現した瑠璃紺色の車体が特徴の銀河は、期間限定の人気列車で、紀南コースは2021年に初めて運行された。4回目となる今回は9月にかけて上下各21本が走る。車内にツアーデスクを設置し、紀南地方の必見の名所やお勧めの土産品などを案内したり、熊野エリアの歴史を絵解きで解説したりする。

 一番列車には約80人が乗り込んだ。銀河に乗るのは2度目という大阪市の秋山真子さん(66)は「紀南コースは見応えのある景色が続くのが面白い。乗客同士の交流も楽しく、期間中にもう一度乗りたい」と話した。JR西日本の富澤五月和歌山支社長は「銀河で“和歌山の夏”を満喫してほしい」とPRしていた。【松田学】

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