農業被害をもたらす野生のシカの肉を使った「ジビエ」で地域おこしをしている岩手県大槌町で、7月4日に自治体の職員などを対象とした研修会が開かれました。

これは関心が高まりつつあるジビエ事業への理解を深めてもらおうと沿岸広域振興局が企画したもので、4日は県内の自治体職員など22人が参加しました。

講師は大槌町でシカ肉の販売や狩猟体験のツアーなどを行っている「MOMIJI」の兼澤幸男社長が務め、事業を始めるまでの経緯などを説明しました。

兼澤さんはシカ肉の販売だけでなく、ジビエを軸として地域全体への相乗効果を育んでいくことが大切だと話していました。

岩泉町からの参加者
「どういう思いで兼澤社長を中心にやってきたかもう一回聞いて、岩泉町でも自分がやりたいと思いやっていく覚悟が改めて芽生えた」

MOMIJI 兼澤幸男社長
「ジビエをきっかけに大槌を知ってもらい、発信できていない魅力を次の世代が発信できる流れが出来れば」

沿岸広域振興局では10月にも研修会を計画しています。

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