長野・岐阜県境の北アルプス乗鞍岳(標高3026メートル)が夏山シーズンを迎えた。「高山植物の女王」と呼ばれるコマクサなどが登山者を楽しませ、雪渓にはスキー客の姿もあった。

 長野側の乗鞍エコーラインは今月から冬季閉鎖が全面解除され、山頂近くの肩ノ小屋も6日から営業を始めた。小屋によると、雪渓の雪は昨年より多く、岐阜側の乗鞍スカイラインが通行止めになっている影響で、関西方面の客足の伸びが心配だという。スタッフの福島敬さんは「これから次々に花の見ごろが移り、星空に天の川がよく見えます」と話す。(高木文子)

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