北海道内ではこのところすっきりしない天気が続いています。こんな中、注意したいのが「気象病」です。天気の影響で体調を崩す人も多いというんです。夏を無理せず快適に過ごすには?
7月に入り札幌市で続くすっきりしない天気。気温が乱高下する中で平均湿度は80%以上の日が多く、高温多湿な環境の中、注意をしたい病気があります。
「気象病といわれている。気温・気圧の変化が代表的だが湿度の急激な変化でも体調が悪化することはよくある」(しのろ耳鼻咽喉科クリニック 武市紀人院長)
札幌市北区で耳鼻咽喉科を開業する武市紀人院長です。
「湿度が上がると体から汗が蒸発するのが妨げられ、蒸発しにくくなる。体に水分と熱がこもりやすくなる。その結果、血流が悪くなり体がむくんだり、疲れやすくなるほか、肩こりや頭痛も」(武市院長)
命に関わる「熱中症」も引き起こす湿度と気温の上昇。さらに北海道民は「熱中症」や「気象病」には特に注意が必要だと言います。
「特に北海道の住宅は寒さ対策で断熱がしっかりしているため、熱や湿気が家にこもりやすい傾向が本州に比べ多い」(武市院長)
札幌市北区の家電量販店です。猛暑になるとエアコンや扇風機の品薄が話題になりますが、2024年は…。
「今年は雪解け時期から客が来て今は比較的落ち着いている。エアコンの環境が整っている家であれば比較的早く7月中に施工が可能」(ヨドバシカメラ 家電コンシェルジェ 大内伸海さん)
一方、壁に穴を開けられないなどエアコンの取り付けができない家庭に向けた製品も人気です。
「横にスライドして開ける窓の場合には、高さに合わせてプレートをロックする。廃熱ホースをつなぐと部屋の暑い空気が外に排熱される」(大内さん)
機材費・工事費がかかるルームエアコンの場合、15万円から高いものでは40万円以上するものもありますが、「スポットクーラー」なら4万円台から購入できます。
また空調家電コーナーにずらりと並ぶのが「除湿器」です。
「部屋で衣類を乾かす時の生乾き臭や空気中のウイルスの抑制も行う。ただ除湿するのではなくそういった面でも強い製品」(大内さん)
「除湿器」には夏や梅雨どき用のものや、冬の結露とりにも使えるものなどいくつかの方式があり、電気代も変わってきます。また…。
「部屋の広さが重要。小さな部屋用の製品を選ぶと、思うように除湿できない。部屋の広さに見合ったものか、ひとまわり大きな部屋に対応できるもので、スピーディに除湿するのがおすすめ」(大内さん)
不安定な天候…がまんせず除湿器やエアコンに頼ることも大切です。
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