秋田県大館市の子どもたちが、高校生と協力して「トンブリ」を使った料理に挑戦した。

トンブリ料理に挑戦したのは、大館市の東館小学校の3年生6人。小学校では毎年、トンブリの栽培と販売に取り組み、地元の伝統野菜への理解を深めている。

9日は児童たちがトンブリの新しい食べ方を学んだ。大館桂桜高校の生徒と一緒に調理した。

挑戦したメニューは、チャーハンとサラダパスタ。子どもたちが作りやすいようにと高校生がレシピをアレンジした。子どもたちは高校生に教えてもらいながら、一生懸命作業を進めていた。

調理開始から約30分。テーブルの上には協力して作った2品と、高校生が作ってくれたトンブリのトーストや卵焼きが並んだ。

初めて食べるトンブリ料理は、子どもたちにとって新たな発見になったようだ。

男子児童に「大変だったことは何か」と尋ねると、「全部簡単だった。いつものチャーハンよりトンブリがプチプチしていておいしかった」と答えた。

別の児童は「普通はしょうゆをかけて食べたりしていたけど、今回はトンブリをいろんな料理で食べられておいしかった」と新しい食べ方には満足した様子だったが、「あまり料理は得意じゃない。ニラをはさみで切るのが大変だった」と正直に教えてくれた。

女子児童は「卵焼きがおいしかった。ママとかのために作ってみたい」と話していた。

一緒に調理した高校生は「子どもたちが自分から『やります』と言ってくれたのでやりやすかった。きょうの子どもたちの世代よりも下の子どもたちにも伝承していってほしいと思う」と今後への期待を膨らませていた。

学んだメニューのレシピは、子どもたちがチラシにして10月のトンブリの販売会で来場者に配り、PRするという。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。