兵庫県芦屋市の小学校で、いじめを受けた女子児童が転校を余儀なくされた問題で、保護者らが市に損害賠償を求めて訴えを起こしました。

訴状によると、2021年、芦屋市の市立小学校で、当時4年の女子児童が同級生から「死ね」「地獄に落ちろ」などの文面を見せられ、不登校になりました。

しかし、学校がいじめの「重大事態」と認定したのは、いじめの把握からおよそ7カ月後で、その後、児童は転校を余儀なくされました。

保護者らは、「重大事態の認定が遅れたことで、いじめが深刻化・長期化し、転校に至った」などとして、市に慰謝料などあわせておよそ540万円を求めて神戸地方裁判所に訴えを起こしました。

【女子児童の保護者】「まだ病院には通っているので、転校したから終わりと思っていませんし、将来このことが精神的にも身体的にもどう影響するかわからない状況で」

芦屋市教育委員会は、「訴状が届いていないのでコメントできない」としています。

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