年々厳しさを増す気温の上昇には、私たちも注意しなくてはならない。
湿度が高いため、汗が蒸発しにくく身体に熱がこもりやすい梅雨の時期。郡山消防本部管内では、6月23日の梅雨入り後からすでに40人ほどを熱中症の疑いで病院に運んだという。(7月18日時点)

熱中症の症状について、郡山消防署の救命士・森田昌之さんは「熱中症の初期症状は、めまい・立ちくらみ・こむら返り。重い症状だと呼びかけに反応しなくなったり、ひどい場合だと心肺停止になる」と説明する。

熱中症をめぐっては、これまで「重症」とされてきた患者のうち、体温や状況などから死亡するリスクがより高い人を「最重症」とし、集中的な治療を行う新たな方針が示されている。

消防では、熱中症は急に悪化するケースもあるため、けいれんやめまいの症状が出た場合には、涼しい場所に移動し塩分と水分を補給。意識がもうろうとしたら、速やかに救急車を呼ぶよう呼びかけている。
郡山消防署の森田さんは「自分の健康管理はもちろんのこと、身の回りにいる高齢者にも声かけをして、熱中症予防に努めてください」と話した。

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