世界遺産登録を目指す佐渡島の金山について、鉱業権を所有する企業が商業採掘を再開しないことを約束する表明書を文化庁に提出したことが分かりました。これでイコモスが勧告で求めていた3項目すべてで対応が完了しました。
佐渡島の金山を巡ってはユネスコの諮問機関イコモスが追加の説明を求める「情報照会」を勧告し、北沢地区を資産範囲から除外すること、景観保全のため緩衝地帯を拡張すること、鉱業権の所有者が商業採掘を再開しないと約束することの3項目の対応を求めていました。
文化庁などによりますと、佐渡金山の鉱業権を所有するゴールデン佐渡は7月2日付けで商業採掘をしないことを約束する表明書を文化庁に提出。
ほかの2項目についても政府や佐渡市がすでに対応していてこれで3項目の要請全てで対応が完了したことになります。佐渡島の金山は7月21日にインドで開幕する世界遺産委員会で登録の可否が審議されます。
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