「不登校」や「ひきこもり」など、生きづらさを感じる人が集える施設が岩手県陸前高田市に完成し、7月23日に開所式が開かれました。

陸前高田市役所の近くにオープンしたのは、「不登校」や「ひきこもり」などで悩む人が集える施設「虹っ子の家」です。

式には社会福祉協議会の担当者など約40人が出席して、開所を祝いました。

施設を運営するのは元教員の佐々木善仁さんです。

佐々木さんは震災で妻と次男を亡くしました。
佐々木さんの妻は生前、次男の「不登校」や「ひきこもり」に悩み、生きづらさを感じる子どもとそれを支える親の居場所をつくりたいと願っていました。

その思いを形にしたのが「虹っ子の家」です。
平屋建ての施設は広さ80平方メートルあまりで、楽器の演奏もできるホールや3つの談話室、それに浴室が整備されています。

虹っ子の家 佐々木善仁代表
「いつでも迎える準備はできている。心も体もゆったりと過ごせるような場所になってほしい」

訪れた人
「当事者や親の立場とすればうれしい。いつでもふらっと来られるなって」

「虹っ子の家」は午前9時から午後5時まで誰でも無料で自由に過ごすことができ、今後は24時間の運営を目指す方針です。

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