富士サファリパーク(静岡県裾野市須山)で豪快に泳ぐ象の姿を車の中から観察できる夏季限定の「泳ぐ象」が今年も始まった。2015年に長さ約60メートル、深さ約3メートルの特設プールを建設して開始され、今年で10年目になる。
泳ぐのはいずれもアジアゾウ。ラオスから来た調教師の合図でプールに入り、泳ぎ始める。鼻をシュノーケルのように空中に伸ばし4本の脚で、犬かきならぬ象かきで泳ぐ。母親の後を追って泳ぐ子象や、あまり泳ぎが得意でないのかプールの底を後ろ脚で蹴るようにして前に進む雄の象もいる。
泳ぐ姿は透明なアクリル板越しに車の中から見られる。広報担当の藤野真希さん(26)は「前脚、後ろ脚を上手に使って泳ぐ。迫力ある姿を観察していただければ」と話した。夏の間、ほぼ毎日泳ぐが、悪天候の日や象の体調が悪い日は中止になることもある。【石川宏】
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