秋田市の大森山動物園で24日、夏の人気イベント「サマースクール」が開かれた。子どもたちが飼育員になり、動物のお世話を体験。親子で夏の思い出をつくった。
秋田市の大森山動物園あきぎんオモリンの森で開かれた「サマースクール」には、市内の小学1~3年生とその保護者、合わせて39人が参加した。
小学2年生の林和幸くんはお父さんと参加。動物が好きでよく動物園に遊びに来るそうだが、24日は「飼育員」として動物たちのお世話をした。
和幸くんが担当したのは、世界最大のげっ歯目「カピバラ」。まずは寝室で牧草の片付けや床掃除などに取り組んだ。
掃除用具が少し重そうだった和幸くん。20分ほど掃除に汗を流し、外の展示場に行くとそこにはカピバラがいた。カピバラはマイペースでおとなしい性格のため、動物と同じ空間での作業が経験できる貴重な動物だ。
とはいえ、どこかそわそわしていたカピバラたち。和幸くんは驚かせないように、静かに、ゆっくりとプールの汚れを落としていた。
そんな和幸くんをカピバラたちは横目で見守っていた。初めは警戒心を抱いているようだったが、和幸くんの一生懸命さが伝わったのか、最後に挑戦した餌やりでは、和幸くんが持ったササをおいしそうに食べていた。
父・林秀幸さん:
「とても頑張ってくれてすごくうれしかった。一緒にできてよかった」
林和幸くん:
「見るのも楽しいけど、飼育員さんがやっていることをやってみて、動物園の大変さとか、大切な命がある動物園だと思った」
夏休みの貴重な思い出になったようだ。
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