全国の病院で「サイバー犯罪」の被害が出ていることを受けて、岩手県内の医療関係者に対策を知ってもらおうというセミナーが7月24日に盛岡市で開かれました。

セミナーには県内の医療機関のシステム担当者などが参加しました。

24日は県警サイバー犯罪対策課の佐々木優二巡査部長が講師を務め、3年前徳島県の病院ではサイバー攻撃により電子カルテが使えなくなるなどの被害を受けたという実例を説明しました。

その上で不審なメールの添付ファイルをむやみに開かないことやウイルス対策ソフトのこまめなアップデートといった対策を呼びかけました。

2023年県警に寄せられたサイバー関連の相談件数は約3300件で5年前の1.7倍に上っています。

病院の事務担当者
「病院なので非常にコアな個人情報が多い。従業員教育など取り組んでいきたい」

県警サイバー犯罪対策課 佐々木優二巡査部長
「経営者・従業員と共に手口を知って一体となって対策することが重要」

県警ではサイバー攻撃を受けたらすぐに通報してほしいと呼びかけています。

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