JR旅客6社は26日、お盆期間(8月9~18日)の新幹線と在来線の指定席予約状況を発表した。全体の予約席数は前年比21%増の369万席。コロナ禍前(2018年)を9%上回り、1日当たりの予約席数としては記録の残る1994年以降最大となった。JR各社は「長い休みを取りやすい曜日配列に加え、全車指定席の列車が増えているため」と分析している。
混雑のピークは、下りが10日で、上りは12日。ただ、上りは14~18日にも混雑が分散する傾向があるという。東海道・山陽新幹線「のぞみ」は全車指定席で運行される。
新幹線の予約席数は295万席で、前年比22%増。方面別では、東北が14%増で、10日に東京駅を出発する「はやぶさ」「こまち」は終日ほぼ満席という。東海道は26%増で、9日には過去最多の1日483本を運転する。
JR西日本管内では延伸した北陸が35%増で、山陽は21%増。九州は17%増、西九州は10%増だが、いずれもピーク日を含めて座席にまだ余裕があるという。(細沢礼輝)
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