岐阜県各務原市の水源から「PFAS」が検出された問題で、過去にPFASを含む薬品を保管していた施設が少なくとも5カ所あることが、施設へのアンケート調査でわかりました。
各務原市では、三井水源地で発がん性が指摘されている有機フッ素化合物=「PFAS」が検出され、その後の調査の結果、市内の井戸など31地点で目標値を超えていました。
26日、地盤の専門家なども出席して対策を検討する会議が開かれ、県などが実施したアンケート調査の結果が報告されました。
それによりますと、市内で過去にPFASを含む薬品を使用または保管したことがある施設が、少なくとも5カ所あったということです。
このうち、県の保健環境研究所など公共施設が4カ所、残り1カ所は民間施設ですが、発生源が特定されていないなどの理由から詳細は公表されていません。
県などは今後、PFASを使用・保管したことがある施設にヒアリングを実施し、発生源の特定を慎重に進めていく方針です。
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