茨城県教育委員会は29日、日立市内の県立高校の運動部内で指導者による体罰があったとして、元顧問の男性教諭(53)を減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。
元顧問は5月19日、練習試合中の同高グラウンドで、部員の生徒の太ももを足の裏で蹴ったり、ヘルメットの上から頭を平手で2回たたいたり、その際に落ちたヘルメットで頭を1回たたいたりした。元顧問は「言った通りのプレーができていなかった。指導だと認識していた。おごりがあった」などと話しているという。
翌20日に県教委に匿名の通報があった。同高が調査し体罰があったと認定し、男性教諭を顧問から外した。
県教委は盗撮と暴行に関する計2件の懲戒処分も発表した。
鹿行地域の中学の男性教諭(29)は5月6日、東京都内の公衆浴場の更衣所で、男性客が衣服を脱ぐ様子などをスマートフォンで撮影した。警視庁が捜査中だが、教諭が盗撮を認めたことから停職6カ月の懲戒処分にした。教諭は依願退職の意向だという。県教委によると、盗撮による懲戒処分は、2023年度以降で6件目。
また実子に対する暴行容疑で5月に逮捕され、水戸簡裁から罰金30万円の略式命令を受けた県北地区の県立学校の男性教諭(39)について、減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にした。【寺田剛】
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