連日続いている猛烈な暑さ。
その猛暑の影響で、私たちの食卓に欠かせない野菜の価格にも異変が起きています。
7月31日も容赦なく照りつけた強い日差し。
日中の最高気温は、久留米市で37.5℃など、福岡県内各地で35℃以上の猛暑日となりました。
◆街の人
「たまりません。ちょっと外に出たら汗がすごい。びっしょりやもん」
福岡県内では12日連続で熱中症警戒アラートが発表され、8月1日以降も暑さへの厳重な警戒が必要です。
こうした中、7月31日に訪れたのは、福岡市中央区の青果店。
食卓に欠かせない野菜の価格に、ある『異変』が起きていました。
◆桃太郎 薬院店 佐藤美奈さん
「九州産のナスが、ちょっと前までは2本で148円だったのが、今は1本で148円になっております」
例年の同じ時期は、1本あたり74円だったナスが、31日は倍の1本148円に値上がりしていました。
さらにー
◆桃太郎 薬院店 佐藤美奈さん
「(トマトは)3玉入っているパックで248円なので、通常の倍くらいしています」
旬のトマトは、6月は3玉で100円前後でしたが、7月31日は2倍以上となる248円に。
また、例年の同じ時期は98円のニラは31日は168円、例年128円の小ネギは31日は208円と、2倍近い価格に跳ね上がっていました。
猛暑による生育不良などで収穫量が減少し、軒並み高騰しているといいます。
このため、ジャガイモやタマネギなどは小さいサイズを仕入れて、少しでも安く販売しているといいます。
◆桃太郎 薬院店 佐藤美奈さん
「ジャガイモは1袋148円です。小さい理由で安く出していますが、普通のLサイズになると倍くらいの値段になります」
日々の食卓に欠かせない野菜の高騰に、買い物客はー。
◆買い物客
「全般的に高くなっているので、少しずつ量を減らしながら、まとめて安いときに買うようにしてます」
◆買い物客
「(家計に)やっぱり響きますよね。野菜は絶対使うじゃないですか。もう少し早く安くなってほしい」
また、猛暑の影響で店側を悩ませているのがー。
◆桃太郎 薬院店 佐藤美奈さん
「この暑さだったら、外に出す野菜がなくなります。この暑さで外に出したら、すぐ溶けたり黒くなったりするので、冷蔵ケースに入れています」
傷みやすいニンジンは冷蔵ケースに入れて販売をしているほか、屋外の野菜には日差しを避けるため、段ボールを置くなどして対策していました。
◆桃太郎 薬院店 佐藤美奈さん
「この暑さと戦っていくしかないので、ロスが出ないように、ちょっとでも涼しいところに置いてやっていきたい」
農林水産省によると、今後の見通しについて「ジャガイモやタマネギは8月にかけて北海道産の出荷量が増えてくることから、価格が落ち着く見込み」だということです。
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