将棋の藤井聡太八冠は20日、叡王戦の第2局で伊藤匠七段に敗れ、シリーズ1勝1敗のタイとなりました。

 叡王のタイトル4連覇を目指す藤井八冠に伊藤七段が挑戦している叡王戦五番勝負。第2局は伊藤七段の先手で始まり、戦型を「角換わり」としました。

 藤井八冠は序盤に普段とは違う作戦を使いましたが、伊藤七段も工夫して対応。徐々にリードを広げ伊藤七段が87手で勝利。タイトル戦で初めて藤井八冠に勝利しました。

伊藤七段:
「結果が出たのは良かったですけど、まだ勝負は続くので」

藤井八冠:
「工夫が必要だったかなという気がしています」

 藤井八冠は大山康晴十五世名人が持つタイトル戦17連勝の記録に王手をかけていましたが、ここでストップとなりました。第3局は、5月2日に名古屋で行われます。

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