岐阜県大垣市平町の休耕田に植えられた約14万本のひまわりが見頃を迎えている。6日には「見ると幸せになる」と言われる東海道新幹線の点検車両「ドクターイエロー」がひまわり畑の脇の線路を通過。「黄色の共演」を一目見ようと、運行のうわさを耳にした鉄道ファンや子ども連れが押しかけた。

 JR東海は老朽化を理由に今年6月、ドクターイエローを引退させると発表した。静岡県浜松市から母親と訪れた長瀬歩さん(11)は「かっこよかった。ひまわりと色が同じできれい」とうれしそうに語り、弟の秀さん(8)は「思ったよりドクターイエローの色が鮮やかだった」と話した。

 地元住民らが「大垣ひまわり畑」と名付け、休耕田3.2ヘクタールを生かして、ひまわり「ハイブリッドサンフラワー」の栽培に取り組んでいる。今年で33回目で、開花のピークは今月中旬までの見込み。ドクターイエローは、東海道・山陽新幹線を約10日に1往復の頻度で走っているという。(米田怜央)

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