岡山・香川の頑張っているアマチュアアスリートを応援する「キラキラアスリート」。今回紹介するのは、柔道女子・岡山理科大附属中学校(岡山市北区)の中村結維選手(3年)、竹安彩夏選手(2年)、小西怜菜選手(2年)です。

岡山市北区の岡山武道館で7月20日に行われた岡山県中学校総体(柔道競技)の団体戦。岡山理大附属中は決勝戦で岡山学芸館清秀中(岡山市東区)と対戦しました。

まず先鋒戦に臨んだ中村選手は積極的に相手を攻め、抑え込みの態勢まであと一歩とするなど、序盤は優勢に試合を進めましたが、技をかけにいった隙を相手に足を狙われ、一本を取られてしまいました。

しかし、中堅の竹安選手が残り時間1分28秒付近で「技あり」、そのまま相手を抑え込み合わせ技一本で勝利。最後の大将戦も、小西選手が積極的な攻めを継続し、相手に2度の指導。優勢勝ちを収め2-1で勝利。2大会ぶり9回目の優勝を果たし、8月20日から長野県で行われる全国中学校大会への出場を決めました。

2ポイント先取の“勝ち逃げ”という作戦で試合に臨んだ岡山理科大附属中チーム。先鋒の中村選手は、一瞬の隙を狙われたものの内容は悪くありませんでした。作戦どおりにいかず始まった決勝戦でしたが、後輩2人がしっかり勝利。「取り返してくれたので、勝てて良かった」と安どの表情を浮かべていました。

次鋒の竹安選手は決勝戦が一番印象に残ったそうで「決勝で自分が取られてしまっては勝てなかったので、合わせ技一本で勝てて、取り返すことができてよかった」といいます。

大将の小西選手は1-1の同点で迎え畳に上がり、相手を終始攻め込み、全中行きを決める優勢勝ち。「決勝戦までは全然活躍できず、2人に任せっきりだった。決勝は絶対自分も活躍して、みんなで優勝とりたい」という背景があったそうです。

3人それぞれにいろいろな思いをかかえながら、それでも確実に勝ち上がっての優勝。8月に長野県で開催される全中に向けては・・・

「今回は全然、チームのリーダーとして活躍ができなかった。全中では、今回助けてもらった分を“恩返し”できるように頑張りたい(中村選手)」
「みんなで力を合わせて勝って、全中でもいい成績が残せるようにしたい(竹安選手)」
「自分の苦手なところを全部見つけだし、それらを全中までに直して、みんなで全国で活躍できたら(小西選手)」

とそれぞれ意気込みを語っています。

全国中学校大会・柔道競技は8月20日から長野県佐久市で開催されます。

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