沖縄料理に欠かせない食材の昆布。近年、海水温の上昇などにより、生産量が減少していて今後、品薄が懸念されています。
那覇市にある第一牧志公設市場では16日、旧盆料理に使う昆布を求める買い物客の姿が見られました。
国内で9割以上の生産量を誇る北海道では、海水温の上昇や天候不良などの影響を受け、今年は初めて生産量が1万トンを下回る見込みです。
山城こんぶ屋 粟國智光さん:
「沖縄の食文化、これは琉球王朝時代から脈々と沖縄の昆布料理というのは続いていますし、沖縄の昆布は北海道産なんですね」
昆布店を営む粟國智光さんは、品薄に伴う急激な価格の上昇を懸念していて、消費者のことを思うと大変心苦しいと話します。
今年の旧盆の分は去年の在庫があり足りているということですが、来年の正月や旧盆に安定的な供給ができるか見通しが立たない状況です。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。